婚約指輪 ダイヤモンドの選び方

婚約指輪はエンゲージリングとも呼ばれ、結婚を約束した男性から女性に贈られます。プロポーズの際に渡されることも多く、愛を誓う気持ちが込められているもの。女性にとっては愛の象徴として価値がある大切なジュエリーとなります。

ほとんどの場合で婚約指輪にはダイヤモンドが用いられるため、ダイヤモンドの大きさや品質は非常に重要です。こちらでは大切な婚約指輪で失敗しないためのダイヤモンドの選び方について紹介します。

目次

1.大きさを選ぶ

1-1.ダイヤモンドの価値を決める4Cの1つ「カラット」とは

ダイヤモンドリング画像

ダイヤモンドの大きさを表すと勘違いされがちの「カラット」。これは大きさではなく、ダイヤモンドの重さを示す単位です。重さ0.2グラムのダイヤモンドは1カラットに換算。ダイヤモンドの価値を決める4Cの中で最も分かりやすい評価基準となっています。

ダイヤモンドのカラット数は、リングの印象を決めるとても重要なポイントです。こちらでは、婚約指輪に用いられるダイヤモンドの平均カラット数やカラット数ごとの金額について紹介します。

1-2.婚約指輪に用いられるダイヤモンドの平均のカラット数は?

ゼクシィが2015年に行った結婚トレンド調査では、購入した婚約指輪のダイヤモンドのカラット数について以下のようなデータが出ています。

0.2~0.3カラット未満 31.9%
0.3~0.4カラット未満 28.2%
0.4~0.5カラット未満 10.6%
0.2カラット未満 7.3%
0.5~0.6カラット未満 6.2%
0.6~0.7カラット未満 2.7%
0.7~0.8カラット未満 2.5%
1.0カラット以上 1.9%
0.9~1.0カラット未満 1.2%
0.8~0.9カラット未満 1.1%

最も選ばれているのが0.2~0.3カラット未満のダイヤモンド。次いで0.3~0.4カラット未満、0.4~0.5カラット未満と続きます。婚約指輪には0.2~0.5カラット未満のダイヤモンドを選ばれる方が多いようです。

0.5カラット未満と聞くと小ぶりなダイヤモンドを思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんが、ブリリアントカットされたダイヤモンドの場合、0.2カラットはおよそ3.8ミリ、0.5カラットの場合はおよそ5.2ミリほどの大きさがあります。

0.3カラットもあれば、婚約指輪と十分な存在感を演出してくれるでしょう。もちろん大きければ大きいほど、当然その存在感が高まり、注目を集める婚約指輪になります。

1-3.カラットごとに見るダイヤモンドの相場価格

0.2カラット 7,000~27,000円
0.3カラット 17,000~57,000円
0.5カラット 41,000~169,000円
1カラット 196,000~961,000円

カラット数が増えるごとに相場価格は高くなります。また、ダイヤモンドの価値はカラット数だけでは決まりません。そのため、同じカラット数でも相場価格に大きな差が出ています。

2.品質は重要

ダイヤモンドの価値は大きさだけでなく、その他の品質も重要になってきます。ダイヤモンドの品質を決めるのは「4C」と呼ばれるCarat(カラット)・Cut(カット)・Color(カラー)・Clarity(クラリティ)の4つ。

同じカラット数でも品質の違いで価格や見た目の美しさに大きな差が生まれます。たとえば1カラットのダイヤモンドだと75万円以上の価格差が出ることも。婚約指輪のダイヤモンドを選ぶ際、カラット数ではなく他の品質を追求して選ぶ方も多いようです。

2-1.【4C】ダイヤモンドのプロポーションを表すCut(カット)

カットとは職人がダイヤモンドに施した研磨を評価する基準のことです。最上級品を意味する「Excellent」が最も評価が高く、次いで理想的を表す「VeryGood」、良好を示す「Good」、やや劣るを意味する「Fair」、劣ると示す「Poor」の5段階で分けられています。婚約指輪に用いるダイヤモンドならVeryGood以上のものを選びたいところ。

カットの鑑定はダイヤモンド表面に施された研磨状態と対称性、そして総合的な評価によって判断されます。

2-2.【4C】ダイヤモンドの色を評価するColor(カラー)

ダイヤモンドは全てが無色透明ではなく、ほんのりと黄色味を帯びたものがあります。無色透明に近いほど価値が高いとされ、全23段階に分けて評価。D等級が最も評価が高くE等級、G等級…と下がり、一番低いものがZ等級です。婚約指輪に使用する場合、目安となるのはG等級以上と一般的に考えられているようです。

また、一部のダイヤモンドには赤色やピンク、青色といったファンシーカラーに分類されるものがあり、その希少性から高く評価されています。

2-3.【4C】ダイヤモンドの透明度を示すClarity(クラリティ)

ダイヤモンドの傷の有無や光の通過を邪魔してしまう内包物の大きさを評価する基準をクラリティといいます。まったく傷や内包物がないとされるFL(フローレンス)からIF、VVS1~2、VS1~2、SI1~2、I1~3と11段階で評価。

クラリティが優れているダイヤモンドほど透明度が高く、美しさが際立ちます。婚約指輪に用いる場合は、内包物があるものの肉眼では確認できないレベルとされるVS2以上のダイヤモンドを選ぶと良いでしょう。

2-4.鑑定書(ダイヤモンドグレーティングレポート)とは

日本で販売されているダイヤモンドはすべて鑑定士による品質鑑定を受けており、鑑定書が付属されています。鑑定書には4Cの各項目で下された評価が記載されており、ダイヤモンドグレーティングレポートとも呼ばれることも。

高級ブランドで使用されているダイヤモンドが高品質であるとは限りません。鑑定書で同じ評価を受けているダイヤモンドでも、ブランド独自の加工やデザインによって価格に大きな差が出ることもあります。鑑定書による評価を重視するか、高級ブランドのステータスを重視するかは人によって異なるようです。

3.結局大きさと質、どちらを選ぶべき?

ダイヤモンドの大きさを重視するか、大きさ以外の品質を重視するかはその人次第です。こちらでは口コミを参考にそれぞれの魅力について紹介します。

3-1.大きさ(カラット数)で選んだ人

ダイヤモンドを大きさで選ぶメリットは、身につけたときの華やかさ。大きければ大きいほど、その存在感は高まります。大きさを重視する方の場合、その他の品質に関して「肉眼で分かるほどの傷や濁り、黄色味がない」といった最低限の基準をクリアしていれば十分と考える方が多いようです。

婚約指輪を話題にする際、ダイヤモンドのカラット数やブランドを聞かれることはあってもカットやクラリティについてはめったに話題にならないことも理由の1つ。また、この先ネックレスをはじめ別のアクセサリーにリフォームする時を想定し、大きいほうが良いという考え方もあるようです。

3-2.カラット以外の品質で選んだ人

カットやカラー、クラリティの品質で選んだ方の場合、大きさよりもダイヤモンドそのものの美しさに魅力を感じた方が多いようです。なかには「目立たないこだわりが愛着を生む」「小さくても濁りが一切なく、少しの光でも美しい輝きをみせるダイヤモンドのような妻になりたかったから」という口コミも。また「手が小さいから大粒のダイヤが似合わない」「普段使いできるサイズのダイヤモンドを選びたかった」などの理由もあるようです。