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ラウンドブリリアントカットが見せる輝きとは

ラウンドブリリアントカットとはどんなものか知りたい方に向けて、詳しく解説します。生み出された歴史や輝きを引き出せる理由なども載せていますので、ぜひご覧ください。

目次

1.ラウンドブリリアントカットとは

ラウンドブリリアントカットとは

エクセルコダイヤモンド(https://www.exelco.com/column/quality/roundbrilliantcut.php)

ラウンドブリリアントカットとは、どういったダイヤモンドのことを指すのでしょうか。ラウンドブリリアントカットについて詳しく解説しています。

1-1.ラウンドブリリアントカットとは何か?

ラウンドブリリアントカットとは、中央部分が丸くカットされ、中央から下は放射状にカットされているダイヤモンドのこと。ダイヤのカットや研磨方式には様々な種類がありますが、このカットの形が最もスタンダードとされ、誰でもダイヤモンドといえばこの形を思い浮かべられるでしょう。

58面体または57面体の細かいカットが特徴的で、特に「輝き」を重視。ラウンドブリリアントを作るためには原石の半分以上をロスしてしまいますが、ダイヤの輝きや美しさを最大限引き出してくれるカットとして今まで受け継がれており、世界中から高い評価を受けています。

品質を決めるもうひとつの評価基準「輝き」についてはこちら>>

1-2.トルコフスキーとラウンドブリリアントカットの関係

ラウンドブリリアントカットは、20世紀の初めにダイヤモンド加工の名門で知られるトルコフスキー家の一員であるマルセル・トルコフスキーにより生み出されました。

宝石職人でありながら数学者でもあったマルセルは、ダイヤモンドの輝きを最大限に引き出すためのカット方法を論理的に考え、角度や形状を細かく算出するなど何度も試行錯誤。そんな研究の末に生まれたのが、世界で最も輝きがあり美しいとされるラウンドブリリアントカットなのです。今ではこのカットが施されたダイヤの指輪は、婚約指輪の定番として人気を博しています。

1-3.鑑定書(4C)について

ダイヤモンドの全てに鑑定書が付くイメージを持つ方は多いでしょう。ですが実際のところは全てに鑑定書がついているのではなく、「4C」と呼ばれるカラット・クラリティ・カラー・カットの4つの基準を判定できなければ鑑定書は発行されません。4Cのうち、カットの判定基準になるのがラウンドブリリアントカットです。それ以外の形のダイヤにカットグレードが記載されることはありません。

そのため、4C表記のある鑑定書はラウンドブリリアントのみになります。鑑定書の判定基準になるほど美しい輝きを生み出すカッティング方法だと言えるでしょう。鑑定書のつかないダイヤや、ラウンドブリリアント以外のダイヤに価値がないわけではありません。中にはラウンドブリリアント以上に価値のあるダイヤもあるので、鑑定書の有無だけで自己判断してしまわないようにしましょう。

ダイヤモンドの評価基準「4C」についての詳細はこちら>>

2.ラウンドブリリアントカットの歴史

ラウンドブリリアントカットが生まれたのはいつ頃なのでしょうか。詳しく調べてみました。

2-1.ラウンドブリリアントカットの原型

ラウンドブリリアントカットを語る上で外せないのが「オールド・マイン・カット」です。17世紀末ごろ、ベネチアの研磨職人であるペルッツィによって開発されました。このカットが施されたダイヤは58の研磨面を持ち、正方形に近い形状になっています。その後、オールド・マイン・カットが発展して「オールド・ヨーロピアン・カット」が生まれました。特徴はダイヤの形状が円形なこと。

円形になったことで、ダイヤモンドの輝きの美しさを決める要素である「ブライトネス(明るさ)」「ディスパージョン(七色の光)」「シンチレーション(きらめき)」の3つのポイントを引き出せるようになりました。研磨面の形も大きく変わって、現在のカットの主流であるラウンドブリリアントカットにとても近い形が生まれたのもこの頃です。

ラウンドブリリアントカットの誕生

19世紀末に電灯が発明され、それとともにダイヤモンドのカットが再び開発されるようになりました。1919年にはマルセル・トルコフスキーによりダイヤの光学的特性に基づいたラウンドブリリアントカットのプロポーションが発表されています。マルセルはダイヤの反射や屈折率などを計算して、最も美しく輝くカットの角度や形状を算出したのだそう。

ラウンドブリリアントカットは別名「アイディアルカット」とも呼ばれていて、現在の一般的なカット方法のベースになっています。ラウンドブリリアントカットもとに、研磨職人の繊細な技術や研磨機械の機能を用いた様々なカットが生み出されるようになりました。例えば、形状が雫形である「ペアシェープ・ブリリアント・カット」や、ハート形の「ハートシェープ・ブリリアント・カット」、だ円形の「オーバル・ブリリアント・カット」などです。研磨面がラウンドブリリアントより多いものや、動物を模したものなど、個性的なカットを持つダイヤが世間に登場しています。

3.ラウンドブリリアントカットが光り輝く理由

ラウンドブリリアントカット

エクセルコダイヤモンド(https://www.exelco.com/column/quality/roundbrilliantcut.php)

ラウンドブリリアントカットが光り輝く理由にはどんなものがあるのか調査しました。

3-1.理想的なラウンドブリリアントカットとは

ラウンドブリリアントカットがもたらすダイヤモンドの輝きの理由は、緻密に計算された58面体または57面体のカット面にあります。ダイヤの中に入った光が内側で複雑に反射して輝くからです。カット面がわずかでも歪んでいると、光はうまく屈折せず輝きが鈍くなってしまいます。

逆に理想的にカットされているダイヤの場合では、真上から入射した光が宝石の内部で2回反射して、見ている人の目に入る光の量が多くなるのです。ダイヤのカットにおける品質や美しさは、カラー(色味)やカラット数(重さ)よりもダイヤの価値を大きく左右する要素。たとえカラット数が小さくても、カットや研磨が美しく施されているダイヤは輝きが強く、品質や価値が高くなります。ダイヤの指輪やネックレスといったアクセサリーを購入する時は、宝石のカットグレードを確認することをおすすめします。

3-2.ブリリアントカットが生み出す光の屈折について

ダイヤモンドをはじめ、光を通す物質は特有の屈折率を持っていて、光が入ると屈折や反射といった現象が起こります。光の波長によっては光の屈折・反射角度が変わるので、自然光が虹色に分散することも。長い試行錯誤によってダイヤのカットが理想的なものになったのがラウンドブリリアントカットです。この形状のダイヤの上部から光が直進すると、内部を進んだ光はダイヤ下部のパビリオンと呼ばれる面で空気と接触。この時光の進行角度とパビリオンの間の角度が適切かどうかで光の進む方向が決まります。

不適切な角度で作られたカット面ではせっかく入ってきた光が見る側にほとんど戻らず、ブリリアンス(明るさ)が不足してしまうのです。虹色に分散した光も見る側に届かないので、ディスパージョン(七色の光)も乏しくなります。屈折や反射を緻密に計算して生まれたのが、ラウンドブリリアントカットなのです。

4.ラウンドブリリアントカットを生み出したエクセルコダイヤモンド

エクセルコダイヤモンドはイギリスやベルギー王室御用達として有名なダイヤモンドのカッターズブランド。ラウンドブリリアントカットを生み出したのもエクセルコです。アメリカの格付け機関から「世界一のダイヤモンドブランド」という認定を受けています。

お店で取扱っているダイヤは、プロポーション・ポリッシュ(表面の研磨仕上げ状態)・シンメトリー(対称性)の3項目すべてが最高評価である「トリプルエクセレント」を持つもののみ。一流のダイヤで作られた婚約指輪や結婚指輪が数多く揃っています。

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