ダイヤモンドジュエリーの素材

婚約指輪・結婚指輪などのダイヤモンドジュエリーを扱うブランドには、ダイヤモンドだけではなく指輪の素材にもこだわりを持っています。ダイヤモンドジュエリーの素材にはどのようなものが使われているのでしょうか?

ダイヤモンドジュエリーの素材

ダイヤモンドジュエリーは長く身につけるものです。そのため、造りがしっかりした素材を選ばなければなりません。そのために素材について正しい知識を身につけましょう。

婚約指輪は宝石に合う素材を組み合わせる

婚約指輪のリングには、宝石に合わせた素材を選ぶようにしましょう。婚約指輪の定番素材といえばプラチナとゴールド。2つの素材はどれも価値が高く、アレルギーの発生率が低いことでも知られています。組み合わせやすい宝石の数が多いのも特徴で、とくにダイヤモンドは抜群です。

プラチナとゴールド以外の素材を組み合わせることもできます。素材で個性を出したり、手頃な素材を選ぶ分、宝石のクオリティにこだわったりと、納得のいく宝石と素材の組み合わせを見つけてください。

結婚指輪には変形しにくい素材を選ぶ

結婚指輪は普段の生活でも身につけるものなので、変形しにくい素材を選ぶようにしましょう。金属は純度が高いと変形しやすいのが特徴です。プラチナ、ゴールドも純度が高いほど柔らかく、その素材のみだと変形しやすくなってしまいます。

純度の高い素材の場合は、強度を高めるためにほかの素材を混ぜたものを選ぶのが一般的です。プラチナの場合はPt900(プラチナ900)、ゴールドの場合はK18(18金)あたりを選ぶと良いでしょう。ピンクゴールド、チタン、イリジウムなどもおすすめです。

結婚指輪は傷や変色のしにくさにも注目して

強度と合わせて注目したいのが変色のしにくさです。結婚指輪は常に身につけるものなので、汗や化粧品、ほかの金属に触れても変色しにくいものを選ぶようにしましょう。銅を含むピンクゴールド、メッキ加工されているホワイトゴールドは変色しやすい素材です。

変色しにくいものを選ぶ際は、傷がつきにくい素材かどうかも踏まえて選ぶようにしましょう。硬い金属は傷つきやすい性質を持っているので、美しい状態を保つことが困難です。結婚指輪を選ぶ際は長く身につけられる強度で、傷つきにくい素材を選ぶように意識してください。

こちらで婚約指輪・結婚指輪によく使われる素材の特長をまとめてみました。

プラチナ

プラチナは人気の高い結婚指輪の素材です。純度がいちばん高いプラチナを表す表示は純度100%の「pt1000」か「pt999」で、「pt950」「pt900」と、数字が低くなるごとに純度が低くなっていきます。純度が高いほど柔らかく傷がつきやすいため、ほかの金属を混ぜた合金を結婚指輪の素材にするのがほとんど。使用されるのは「pt950」「pt900」といった純度のプラチナです。

ゴールド

ゴールドはプラチナ同様に純度が高いほど変形しやすい素材です。純度100%の「24K」で、一般的な結婚指輪の素材には「18K」や「14K」が使用されています。純度が高すぎると変形しやすくなりますが、反対に純度が低すぎると配合されている金属が酸化し、変色しやすくなってしまうので注意が必要です。

ピンクゴールド

ピンクゴールドは、ゴールドに銅を配合して赤みを出した素材です。ほかのゴールドに比べて銅の比率が高いので、強度と耐久性に優れている分、加工がしにくくなります。サイズ調整が難しい素材なので、選ぶ際にはサイズ確認をしっかり行いましょう。

パラジウム

パラジウムはプラチナと同じくらいの銀白色の輝きを持っており、結婚指輪の素材として注目を浴びています。メッキなしで美しい輝きを放ち、汗や温泉でも変色することがありません。プラチナより軽いので、手軽に身につけたいという方におすすめの素材です。

チタン

耐蝕性の高い金属で、普段使いで変色することはほとんどありません。硬さはプラチナの倍あり、アレルギーを起こしにくい金属として知られています。ゴールドやプラチナよりも軽いのが特徴。身につけていても邪魔になりにくいので、指輪が苦手な方におすすめです。

ステンレス

変色に強く、耐久性が高いうえにアレルギーを起こしにくいという特徴があります。結婚指輪として優れた素材ではありますが、サイズ直しがしにくいという欠点も。ショップによってはサイズ直しを受け付けてもらえない場合もあるので注意しましょう。

指輪の素材にはそれぞれの特性があります。デザインももちろん重要ですが、普段どのように使用するのかも考慮して指輪を選ぶようにしましょう。

プラチナが結婚指輪の素材に人気の理由とは?

プラチナが結婚指輪の素材として人気があります。その理由をまとめてみました。

加工しやすくリサイズしやすい

プラチナで最も人気が高いポイントが、加工しやすいということ。柔らかい素材なのでさまざまなデザインが生み出しやすく、リサイズもしやすいため、指輪の素材として選ぶ方が多いのです。

変質・変色しにくい

プラチナはほかの金属に比べて丈夫な素材で、汗や温泉、プールでも変色・変質がしにくいという特性を持っています。生活環境を気にせず肌身離さず身につけられるところが人気です。

ゴールドよりも生産量が低い希少な金属

プラチナはダイヤモンドよりも希少で、産地も限定されています。生産量は金の約30分の1というのですから、どれくらい希少な金属なのかがわかりますね。その希少さも指輪に神聖なイメージを与えているのかもしれません。

日本人の肌と相性抜群

プラチナのなめらかな光は、日本人のきめ細かい肌と相性抜群。プラチナの放つ白い光も、新しい人生を歩み始めるカップルのピュアなイメージにマッチします。
プラチナの反射する光の美しさや希少性が人気の理由のようです。ゴールドやシルバーはファッションとしても身につける機会がありますが、プラチナは結婚を機に身につける以外はないかもしれませんね。

純度別のプラチナの特徴

こちらではプラチナの純度別の特徴を紹介しています。指輪に使用されているプラチナの純度は「pt999」「pt950」「pt900」が一般的。最近注目されているハードプラチナについても紹介。それぞれの純度の特徴を知って、指輪を探す際の基準に加えてください。

Pt999

純度99.9%のプラチナに表示されます。100%に近いため、「pt1000」と表記しているところもあるようです。強度が弱く、黒みがかってしまうため、パラジウムといった白い金属を配合して「pt950」「pt900」を作っています。

Pt950

海外の高級ブランドのプラチナはすべてこの表示になっているのをご存知ですか?外国では「pt950以上でプラチナのジュエリーを作らなければならない」という法律があります。そのため、外国のプラチナは純度が高く、その分高価になるのです。価格の差は5,000~10,000円ほど変わります。

Pt900

日本で作られる指輪の素材は純度90%の「pt900」が一般的です。身につけるのにちょうど良く、職人が加工しやすいという利点からこの純度が気に入られています。デザインも多くあり、サイズ直しといった購入後のアフターフォローにも対応しやすい純度です。

ハードプラチナ

プラチナにルテニウムという金属を2%配合したものがハードプラチナです。硬くて傷に強いため、指輪の質を長く保つことができます。歪みや変形が起こりにくいのも特徴の一つ。指輪の素材としても人気が高くなっています。

人気ブランドショップのプラチナを紹介

こちらではそれぞれのジュエリーブランドのプラチナについて紹介しています。プラチナのリングは純度を高めると硬度が低くなるという特性があります。光沢が美しいのは純度の高いプラチナなので、どのブランドも純度と硬度のバランスを上手くとったプラチナを製造しているようです。果たしてどのようにして硬度と純度両方を高めたプラチナを造っているのでしょうか?扱っているプラチナの名称や造り方を調べてみたので、指輪探しの参考にしてください。

銀座ダイヤモンドシライシ

「一生使えるジュエリー」を念頭に置いている銀座ダイヤモンドシライシは、婚約指輪・結婚指輪・エタニティリングすべてにおいて、独自の配合で製造したハードプラチナを使用しています。普段使いができる強度と、プラチナ独自の美しさを両立させた絶妙なバランスが魅力です。

俄では95%のプラチナを使用したハードプラチナを採用しています。95%という純度にこだわったのは、プラチナの美しい輝きを最大限に引き出すためだそうです。残り5パーセントを独自の配合にすることで、俄オリジナルのハードプラチナが完成。このプラチナは一般的なプラチナよりも硬度が高いという特徴があります。

エクセルコダイヤモンド

プラチナにパラジウムとルテニウムを配合したハードプラチナのリングを使用。ハードプラチナは強度の高さから細身の指輪に使用されることが多いのですが、エクセルコダイヤモンドではプラチナを型に流し込む鋳造と、圧力を加えて強度を上げる鍛造という2つの方法でさまざまなデザインを製造しています。強度に繊細さを加えたエクセルコダイヤモンドならではのプラチナです。

GINZA TANAKA

GINZA TANAKAでは、スーパーストロングプラチナとロイヤルピュアプラチナを使用しています。どちらもGINZA TANAKAが独自に開発したプラチナです。スーパーストロングプラチナは傷がつきにくく、美しい光沢を放ち続けるのが特徴。ロイヤルピュアプラチナは純度99.9%と高純度ながら高水準の強度・硬度を持っています。

ポンテヴェキオ

ポンテヴェキオで使用しているプラチナは、ブランドオリジナルの「PLATINUM999」です。最も純度の高いプラチナの質を下げることなく、指輪に最適な硬度を持った素材です。PLATINUM999が使用された指輪は造幣局に品位証明されたという証であるホールマークを刻印。ポンテヴェキオ独自の圧縮強度検査の基準もクリアしているので、日常生活でも身につけることができます。

ヴァンドーム青山

ヴァンドーム青山で使用しているプラチナは「pt950」と「リュクスプラチナ997」の2つです。pt950はハードプラチナと同程度の硬度を持つ鋳造法で精算しており、純度と硬度の両方を高めたブランドオリジナルのプラチナです。リュクスプラチナ997は99.7%までプラチナの純度を高めた希少価値の高い素材。ずっしりとした重みが特徴です。

4℃

4℃では最高純度99.9%以上にまで高めた「4℃ピュアプラチナ」を採用。純度の高いプラチナは硬度を保つのが難しいとされてきましたが、特殊な製造を行うことで高純度、高硬度のプラチナを作り上げたそうです。4℃ピュアプラチナ以外の素材も、純度95%以上のプラチナを使用しています。