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オーバルカットについて

オーバルカットはファンシーカットの1つで、ダイヤモンドを楕円型にカットしたものです。カット数は57面体か58面体構造。全体的に丸みをおびたダイヤモンドは、上品で落ち着いた印象を与えてくれます。美しいオーバルカットのダイヤモンドを選ぶときには、自分の目で見た印象を信じると良いでしょう。ここでは、オーバルカットの特徴と歴史、購入する時のポイントなどをまとめています。

目次

1.オーバルカットとは?

オーバルカット

引用元:しちふくや高槻店(http://sitifukuya.com/diamond)

オーバルカットはダイヤモンドを楕円形にカットしたものです。カット数は、優れた輝きを持つラウンドブリリアントカットと比べると57~58面体と近いのが特徴。そのため、美しい輝きを持つダイヤモンドカットとされています。

また、オーバルは英語で「たまご型、楕円」を意味しています。丸みのあるダイヤモンドは、優美な印象を人々に与えるファンシーカットの1つ。「オーバルブリリアントカット」や「オーバルシェイプダイヤモンド」とも呼ばれています。

さらに、オーバルカットは、楕円形に近い形でダイヤをカットする方法なので、ラウンドブリリアントカットよりも研磨によって失う部分が少なく済むカットです。そのため、オーバルカットはダイヤのそのものの形と美しさ、重量感を保ったままダイヤをカットすることができるカッティング技術と言えます。楕円形であることから、他のファンシーカットよりも欠けに強いカットだと言われているのです。

2.オーバルカットの歴史

2-1.1700年代

オーバルカットは1700年代に、ラザール・カプランによって開発されたといわれています。当時ダイヤモンドは、原石の形からダイヤをカットすることが一般的。形はすべてバラバラで、カットの名前もなく、すべて「ブリリアント」と呼ばれていたそうです。楕円形の形にカットされたダイヤがオーバルカットと呼ばれるようになったのは、1800年代後半になってからとのこと。

2-2.2000年代

ダイヤモンドの輝きを最大限に活かすラウンドブリリアントカットがマルセル・トルコスフキーによって開発されてから、オーバルカットの人気は下火になっていました。しかし、近年その良さが見直され、再び人気が高まっているようです。

3.オーバルカットのダイヤモンドの選び方

オーバルカットを選ぶ時には、ダイヤモンドの透明度や輝きをチェックするのはもちろんですが、全体のダイヤモンドの形を見ることが大切。なぜなら、オーバルカットは、全体のバランスが美しさを決めるカットだからです。また、ダイヤモンドの鑑定書を発行している世界的にも有名なGIA(米国宝石学会)によれば5つの基準でダイヤモンドの選定を行っているようです。全体のバランスをチェックするのに必要な基準なので、簡単にまとめてみました。

  • 縦の長さと横幅の比率
    オーバルカットには、ぷっくりした形、細長い形とさまざまな形のものがあります。オーバルダイヤモンドの典型的な比率は縦幅(L)と横幅(W)の比率が1.33から1.66です。縦と横の差が少ないと、ラウンドブリリアントカットダイヤモンドに近い形になります。
  • シンメトリー(対称性)
    シンメトリーはその名の通り、対称性を見るもの。中央に線を引いた時のダイヤの形が、左右で同じ形であればあるほど、対称性が高いとされています。
  • シェイプ アピール(形の魅力)
    全体のシルエットと、ダイヤの各部分のバランスが良いものを選びます。縦幅、横幅の比率の良さを確認することが大切です。最も自分の目で見た印象が大切な選び方のポイントと言えます。
  • ガードルの厚さ
    ガードルは、ダイヤモンドの外周のことを指しセッティングの時に使われるものです。ガードルが厚すぎると重たい印象になり、薄いと破損などの原因にもなります。もし鑑定書がついているなら参考にすると良いでしょう。
  • ボウタイ効果
    ダイヤモンド業界用語の「ボウタイ」とは、ダイヤモンドの中に暗色のリボン型が見えることを指します。ダイヤモンドが精巧にカットされていれば、影のような蝶ネクタイの模様は最小限に抑えられるようです。

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4.オーバルカットの結婚指輪・婚約指輪

オーバルダイヤモンドは、ラウンドダイヤモンドに近い美しい輝きを見せるカット技術。独特の細長い長さには、指を長く細く見せる効果があり、飽きのこないデザインです。ダイヤモンド以外のカラーストーンにもよく用いられます。

オーバル・マイクロパヴェ・リング
オーバル・マイクロパヴェ・リング
引用元:HARRY WILSTON(http://www.harrywinston.com/ja/オーバル・マイクロパヴェ・リング)

概要:1カラットという大粒のダイヤが中央にあしらわれたダイヤの輝きが眩しい指輪。センターダイヤを取り囲むパヴェダイヤが、美しさに磨きをかけています。すべて職人の手作業で作られているというのだから驚き。熟練のクラフトマンの技とダイヤモンドの美しさが光るハリー・ウィストンの指輪です。

値段:4,600,000円~

※価格は、2021年12月の情報です。

オーバルシェイプ
オーバルシェイプ
引用元:Tiffany & Co.(http://www.tiffany.co.jp/engagement/rings/oval-shape)

概要:女性たちの永遠の憧れでもあるティファニーの指輪。オーバルカットされたダイヤモンドがシンプルなリングデザインとの対比が美しいデザインとなっています。ダイヤモンドの大きさを選ぶことができ、選んだダイヤモンドの大きさによって、指輪から受ける印象が大きく異なる指輪です。

値段:203,040円~

※価格は、2021年12月の情報です。

GRIFFE(グリフ)
GRIFFE
引用元:BVLGARI(https://www.bulgari.com/ja-jp/an851175.html)

概要:サイドにあしらわれたバケットカットのダイヤモンドが、オーバルカットのダイヤモンドを引き立てます。ダイヤのそのものの美しさを最大限に活かしたブルガリの洗練されたデザインが特徴。プラチナとダイヤモンドの白い輝きが互いに調和している指輪です。

値段:要問い合わせ

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