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これは偽物?ダイヤモンド類似石の模造ダイヤモンド

ここでは模造ダイヤモンドの特徴や歴史、天然ダイヤモンドとの違いについて解説しています。ぜひ参考にしてください。

目次

1.模造ダイヤモンドとは

模造ダイヤモンドは本物のダイヤモンドのように見えますが、化学的・物理的な特性や構造は全く異なった天然石あるいは人工合成石のことです。

ダイヤモンド類似品・イミテーションダイヤ・ダイヤモンドシミュラント・ダイヤモンド代用品とも呼ばれることも。代表的なものとして、ネイルやモバイルの装飾などに使用されるラインストーンやガラス工芸に使われているクリスタルガラス、よく宝飾品に用いられるキュービックジルコニアなどが挙げられます。

たいていの場合、粉末状の素材を熱で溶かし、冷やして固めて製造。本物のダイヤモンドと比較して耐久性が弱いため、傷ができやすいのが特徴です。研磨することができないために、本物のダイヤモンドより輝き・煌めきが落ちます。

2.人工ダイヤモンドの歴史

ダイヤモンドを人工的に作ろうという試みは、100年以上も前から行われてきました。簡単に紹介していきましょう。

2-1.18世紀頃

ルネサンス芸術運動後期にあたるこの頃から、ガラスに金属を混入させることで屈折率と光の分散を高めるような製造法が開発されていました。

2-2.1900年~1947年

この頃初めて人工合成結晶として現れたのが、無色の合成サファイアです。

2-3.1947年~1970年

1955年にアメリカのGE社が高温高圧による合成法で、粒状ダイヤモンドの合成に成功。世界的に話題となりました。また光学上の難点が改善された模造ダイヤモンドとして、合成ルチルが登場。

2-4.1970年~1976年

新しい模造ダイヤモンドとして、合成ガーネットが開発され登場しました。

2-5.1976年~今に至るまで

キュービックジルコニアが登場。今日において本物のダイヤモンドに匹敵する輝きを放つことで知られる天然石ジルコンを模倣して作られたと言われています。

3.人工ダイヤモンドと天然ダイヤモンドの違いと見分け方

3-1.人工ダイヤモンドと天然ダイヤモンドの違い

人工ダイヤモンドと天然ダイヤモンドは、どちらも炭素からできています。人工ダイヤモンドは合成ダイヤモンドとも呼ばれ、高温・高圧の環境の下、炭素を人間の手で加工したもの。最近は天然ものと大差ない輝きを持つものが市場に出回っています。人工ダイヤモンドの方が安く手に入るのが特徴です。天然ダイヤモンドは希少価値が高いため、万が一無くしてしまったことを考えて人工ダイヤモンドと天然ダイヤモンドをTPOによって使い分けるという方も。

人工ダイヤモンドも天然ダイヤモンドも炭素を加工したものなので「本物のダイヤモンド」なのですが、ジュエリー業界において人工ダイヤモンドは天然ダイヤモンドの価値に到底かないません。人工ダイヤモンドは多くの種類がありますが、その中でも代表的なものをご紹介しましょう。

3-2.キュービックジルコニア

略して「CZ」と呼ばれているキュービックジルコニ。1976年に登場しました。テレビショッピングでもよく販売されていますが、現在の市場で最もポピュラーな人工ダイヤモンドです。二酸化ジルコニウムの結晶を加工したもので硬度が高く、安価で取り扱いやすい人工ダイヤモンドとなっています。

3-3.スワロフスキー

ヴェルサイユ宮殿のシャンデリアパーツも手掛けるオーストリア発のクリスタルガラスブランドによって生み出されたスワロフスキー。通常のクリスタルガラスと比べて、酸化鉛の含有量が多いため輝きが全然違います。

なかでも、新しく開発された人工ダイヤモンド「スワロフスキージルコニア」はピュアブリリアンスカットが施されており、天然ダイヤモンドのような煌めきを楽しめると評判です。

3-4.モアッサナイト

天然ダイヤモンドに引けを取らない輝きと硬度を持つモアッサナイトは、炭素ケイ素で形成されています。自然界ではほぼ作られることがない物質なので、市場に出回っているのは100%人口のものでしょう。工業用のダイヤモンドとして商用化されています。キュービックジルコニアほど有名ではありませんが、天然ダイヤモンドと比較すると安価なのが特徴です。

4.類似石と天然ダイヤモンドの違いを理解した上で注意を

このように構造ダイヤモンドや人工ダイヤモンドにはさまざまな種類があります。天然ダイヤモンドと比較してどちらが良い、悪いというよりも、違いを理解した上で使い分けるのがベストではないでしょうか。技術開発が進んで模造ダイヤモンドなのか、天然ダイヤモンドなのかわからない場合も多々あるようです。購入者をだまして模造品を高額に売りつける業者もいるようなので、勘違いして購入してしまわないように注意しましょう。心配な方は購入する際鑑定士に相談するようにしてください。

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